Kickstarterで6ヶ月前にファンディングしたガジェットが届きました。
送料込みで7,738円でした。
これは何かというと、BCI(ブレインコントロールインターフェース)といって脳波を測定出来ます。
入手目的は大きく3つです。
①今年から取り組んでいるヨガ瞑想の効果を測定する為
②集中力、疲労、パフォーマンスの関係を調べて最適化する為
③ガンダムのサイコミュやファンネルなど、脳波コントロールに憧れがある為
クラウドファンディングも3回目なので予定より発送が遅れるのは予想済みでしたが、今回は中国語ハードルがありました。Kickstarter上ではわからないようになってましたがいざ投資してみると、中国語とチャイナウォール内アプリの導入難度というハードルがありました。この件については他のバッカー達もクレームコメントの山。
しかし見方を変えると自身のサイトや会社環境がグローバル対応できてなくても、うまくやればクラウドファンディングで資金調達できてしまう良いケーススタディになりました。サイト公表値でも200万円程調達できているそうです。
さてこのESPさんを使用してみた報告です。
まずESPさんが付いたゴムバンドを頭に巻きます。
提供元紹介画像だとこんな感じです。
このゴムバンドにはおでこのあたりに電極が3つついており、脳波は微弱な電気信号なので、電極で読み取ってESPさんに送っています。ESPさんは脳波アナログ値をデジタル値に変換して数値化するという仕組みです。
仕組みを知ってしまえばラズベリーパイのセンサーキットと同じです。
デジタル値にしてしまえばあとはそのパラメーターを入力値にして、いかようにでもロボティクスを操作できます。
ESPさんはBluetooth出力も備えています。
例えば脳波でスピードをコントロールする車
例えば脳波分析スマホアプリ
下のグラフは私の瞑想時のもの。脳疲労値が低く、集中力値が高いほどリラックス状態で水色判定されるようです。
なんとなく日別の下段(瞑想後半)の方が水色時間が増えてますね。瞑想効果は出ているようです。よかった。より質の高い瞑想を定量的に追求していくことができそうです。
さてサイコミュは実現できるかという目的はどうするのかというと、最初の写真に写っている基盤が活躍します。
これはDevelopmentボードと名付けられており、ラズベリーパイやArduino(以下ラズパイ)と接続することで、ESPさんが測定している脳波データを生データとしてラズパイに取り込むことができます。脳波は音声データ(.wav)と同じように波形の信号となっています。この波形の形やピーク値を分析することで、考えていることを読み取ったり、脳疲労や集中度合を測ることができます。
最近では頭で思い浮かべた文字を脳波から読み取って出力する研究も発表されています。
ラズパイに取り込んだ波形データを自分自身で分析したり外部のソースデータやAIと連動させて思考分析させたりと、脳波研究が自分でできるようになるのがDevelopmentボードです。
まだつなげていませんが、これを使って「撃て!」と念じればフラグがたつプログラムが作れれば、理論的にはファンネルはできるはずです。いつになるかわかりませんが素人マッドサイエンティストの道を進んでみみようと思います。